牡丹
雨模様の一日、奈良の石光寺に行きました。
中将姫所縁の桜やオダマキと共に、牡丹が華やかに咲いていました。このお寺の牡丹は全国でも珍しく、夏、冬の二季咲きなので有名です。
牡丹は、中国では隋のころから広まり、宮中も民間も競って育てたといいます。日本では平安時代から寺院で観賞され、やがて民間人もにも親しまれたことは、花札にも取り入れられていることからもわかりますね。
雨に濡れた牡丹は、一層瑞々しく、さすがに花王の名にふさわしい、美しい花でした。