旅のあらまし

 ・旅行期間:2001年4月4日(水)から9日(月)、5泊6日
 ・ツアー主催者:阪急交通社
 ・名称: 全食事付きのまるごと台湾6日間(デラックス)
     添乗員付き、現地日本語ガイド付き
 ・内容: バスによる台湾1周(1450Km)
 ・利用航空機: 日本アジア航空(成田発着)
 ・ツアー費用: 95,300円/人(5月1日出発だと215,300円、なんと2.3倍)
   1年中毎日のように催行されている。

・今回の参加者:28名、 ほとんど定年退職者、最高は76歳。まるで老人クラブの旅行のよう。定年男性の2人連れ2組、60歳以上の姉妹2組以外は夫婦参加。旅なれていて元気で、文句をいう人もいなく、集合時間に遅れる者も皆無。

女性は年をとってから姉妹で旅行をするケースが多いが、男性は兄弟だけで旅行することはまずない。今回の男性組も友人同士で、1組は幼稚園からの友達とのこと。 奥さんから10万円あげるから1月どっかにいってくれといわれてきたが、10万円では6日しか過ごせないとぼやいていた。
                                 
旅の総括
 
                             カメラをクリックしてください。  

台湾の第1印象は、沖縄と同じようで外国に行ったとの感じがあまりしない。
ただ、街の中の看板がハデでゴチャゴチャ。言葉は日本語か現地語だけで、英語はほとんど通じなかった。
物価は日本よりも多少安い程度。このため日本企業の工場はより人件費の安い中国へ逃げていってしまった。

ツアーの食事は、朝はホテルのブッフェ、和洋中で立派なもの。刺身や寿司もあったが用心して食べなかった。ほとんどの人は食べていたが異常を訴えた人なし。 生野菜、果物は十分食べたが全く問題なし。水はホテルにボトルが準備されていた。
昼、夜は、10品ほどの中華料理。郷土料理、広東料理、上海料理、海鮮料理、石鍋料理と称され、おいしく食べられた。ただし、特に印象に残るものはない。

観光途中で休憩の際に食べた、つみれ入りスープは熱くておいしい。お菓子類の甘味は全般的におさえぎみで食べやすい。夜店の30元(120円)の茹でとうもろこしは、もっちりとして最高の味であった。バスの窓から道端で売っているのはよく見ることができたが、休憩所にはなかったので1回しか食べられなかった。茹でた里いももうまかった料理するよりも素材のままの方がおいしい。

旅の始まり

たった3時間の飛行なので、窓際の席(50A)をとったら大正解でした。
というのは普段は三浦半島の先端を通り、海上を一直線で飛ぶらしいのですが、今回は日本列島を縦断する形で飛びました。
 三浦半島遠望、江ノ島遠望、伊豆半島遠望、富士山上空、畑薙湖上空、浜名湖遠望、名古屋上空、桑名上空、和歌山市上空、有田市上空、蒲田岬上空、室戸岬遠望、安芸市上空、灘上空、足摺岬上空、日向市上空、志布志湾遠望、桜島上空、池田湖・開聞岳遠望といった具合でした。 画像と地図を見比べて確認しました。 今まで単身赴任で沖縄空路を数十回やっていますが、このようなコースははじめてで、これだけでも旅行の価値はありました。

檳榔西施
・びんろう:台湾では第2のたばこ、台湾ガムと言われて数百万人の人に愛好されているもので、檳榔樹の実と石灰を同時に噛み、マラリヤ防止、眠気防止、活力増強に役立てている。しかし、これは口の中が赤くなり、またつばを吐く必要があるので、品のいいものではなく、肉体労働者やドライバーが主な利用者とのこと。たばこのように害はないので、自由に販売されている。 10粒ほどで50元(200円)である。大企業で製造するものではなく、手作業で誰でも作ることができるので、看板娘次第で売れ行きが大きく違ってくる。そこで道端にガラス製の小屋を置き、ミニスカートとか水着のようなものを着せた美人を置くことが一般的になってきた。これを檳榔西施(ミス檳榔)といい女性のあこがれの職業となっている。(画像参照)ガイドが買って1つくれたので、試してみたら、味は酸っぱいようでおいしいものではない。すぐ吐き出したが、体がほてってきて汗がでてきた。気分は悪くはならない。 バナナやヤシよりも檳榔樹の方が収入がいいので作る人が増えてきているそうである。

檳榔(びんろう)は二つの形で売られています。
紅灰双剖と白灰包葉の2種です。前者は先のメールに添付した画像にあるように檳榔子(びんろうじ)を二つに割ってその間に茶色い石灰を挟んだもの。 後者はキンマという葉に石灰を塗り、二つに折ってわにしてから、そのなかに檳榔子を入れたものです。 売り子が客待ちの間に自分で作っています。道路際ではガラス製の小屋に入った美人売りですが、田舎ではおばあさんが作って売っていました。 西施は中国では美人の代名詞で、檳榔の売り子は普通の人よりも綺麗な格好(手足を丸出し)をして給料が高いため若い女性のあこがれの職業だそうです。ただし、15歳からはじめて20歳が定年だとガイドがいっていました。 ガイドの話はウソかホントか分かりませんがいろいろ面白い話が聞けます。これもツアーのメリットのひとつです。

バスの車窓から多くの美女をみましたが、デジカメはシャーッタを押してから映るまでに時間がかかるので、正面から撮影することが困難です。デジカメの要改良点のひとつです。

釈迦頭、タロコ峡谷
 お釈迦様のあたまの形をした果物で大型のマンゴーくらいの大きさです。皮は緑ですがやわらかく、洋ナシをもう少し濃厚にしたような、香りと味がするおいしいものです。 夜店で1個400円でした。観光地としては、タロコ峡谷はたいしたものです。 昇仙境や箱根の何十倍もスケールが大きい。グランドキャニオンを下から見たような感じだと思う。 

お盆
4月5日は台湾のお盆で休日であった。山腹にあるお墓にお金に擬した黄色い紙を撒き、線香をあげ、爆竹を鳴らし、先祖があの世で優雅に暮らせるように祈るそうである。お墓は沖縄の亀甲墓の小型風で、コンクリートで立派にできているが、山腹に勝手に作ったようで、それぞれが向きや間隔が大きさがでたらめで、自分の墓以外の場所は一切整備していない。 道はなく泥だらけになって墓にたどりつく状態。(画像参照) 地方によって多少形が異なっていた。

楽しかった。 この次は・・
今回もいつものように朝から晩まで駆け足で動き回り、台湾の外周を完全に1周した楽しい旅行でした。
まだ、いろいろエピソードはありますが、とりあえずここまでとします。
いつか、台北だけをゆっくり再訪することとしたい。
どこの国でも首都はゆっくり見る価値がある。
   Art on the Net 2000Parody町田市立国際版画美術館並びにアート・オン・ザ・ネット展実行委員会の主催)で優秀作品に選ばれたHimagineさんのCG作品がここにあります
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 02・04・13

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