デッサン  Alice in Tokyo top  
   私の属していたクロッキーの会では、固定ポーズの時は、20分×3回間に5分休憩、中休み20分の後、20分×3回間に5分休憩である。つまり2時間で一つの作品を完成させる。下の2点は最新のもの。  アリス美術館入口  
   
2019・12・21
 左のデッサンは2019年最後のもの。これを描いた日、望年会もあって、大いに飲んだ。年を明けて直ぐ、コロナが流行し始め、以来、私は絵を描いていない。


木炭紙に木炭で描くのが私の好み。いつも初心に帰りたいという気持ちがそうさせるのだが、何時まで経っても、入門段階を抜けることが出来ない。

このようにして、見ると、ルネッサンスの画家たちのデッサンに足元にも及ばないことが分る。


無心の時間、何十人いても、コトリとも音がしない静寂。
もう一度そんな時間を味わいたい。
 
   右のものは上のデッサンより少し前に描いたもの。

デッサンの基礎は「裸婦」である。やってみると分るのだが、体自身が教えてくれるのである。対象を捉える歓びと自分の力不足も自覚できる。

ピカソもマチスも、ロダンも最晩年に至っても裸婦のデッサンを続けた。

クロッキーの会は活動を始ているが、コロナの影響で、モデルは、クロッキーも固定ポーズも着衣となっているようである。

私は絵を描くことのエンジンがまだ始動しない。

  2021・11・7