旅の準備 ー 役立ちそうな情報
旅の準備ほど楽しいものはない。これからアイルランドを徒歩旅行する人のために役立ちそうな事柄のうち、旅を終わって1年以上経っても覚えているもの書いておきます。
現地情報
アイルランド政府観光局http://www.discoverireland.jp/へ直接行って沢山の資料をいただいた。地図とB&Bの冊子は現地でも役に立った。現地では観光案内所はいたるところにあり、地域の情報をくれる。何よりも親切、助けになる。
航空券
格安航空券をネットで見ていると、かなり変動があって、いよいよ取ろうしたら、目論んでいた値段のものは無くなっていた。ネット上で航空券(Eチケットというのであろうか)を取るのは不安で結局、旅行社で手配した。いわゆる格安チケットは原則として変更がきかないので要注意。旅先での変更は、大変苦労する。
宿の手配
最初の2日のダブリンの宿を日本でインターネットで手配した。いわゆる「ホテルの予約サイト」で予約する方が、目的のホテルに直接予約するより安いことがあるので要注意。
後は現地の旅行案内所またはB&Bの人の力を借りて取った。旅行案内所で手配すると5ユーロの手数料を取られるが、必ず先方に電話を入れて確認してくれるの安心できる。
B&Bの人も次の宿を取るのには極めて協力的。
政府公認のB&Bの冊子が日本でもアイルランド政府観光局で入手できるので、それを持って行き、直接B&Bに予約するのが早いが、宿へのアクセスなど電話で聞き取ることが出来る語学力が必要。
シャムロック印のある政公認の宿は皆素晴らしい。
キャッシング
これまで海外旅行ではトラベラーチェックを愛用していたが、今回はシティーバンクのカードを持っていった。街角にむき出しのATMがある。2回パスワードを2回間違って入力するなどするとカードは帰ってこないから、操作は慎重に!
その他、マスターカード。 複数の手段が必要。
アイルランド(ユーロ) 北アイルランド(ポンド)では通貨が違うので要注意。
旅行保険
海外旅行保険をネットで加入した。ただし、海外て期間の延長は出来ないので要注意。
装備
サック
サックは1ヶ月くらいの徒歩旅行では15リットルのものが良いと思う。荷物が2つに分かれるのは避けるべきである。徒歩で泊まりはB&Bというのが前提。私は12リットルのものを買って後で困った。
サブサックまたは布手提げ
宿に荷物を置いて出歩くときに、ガイドブックなど入れる。
スーパーで買い物しても袋をくれないのでこれがあると便利。
靴:私は革靴を選んだが正直少し重かった。ゴアテックスの軽いものがよい。しかし足ごしらえだけはしっかりと。
杖:役に立った。細い道で車に出会ったとき、かわす時、体のバランスを取るのにのに役立つ。田舎道で犬に吠え立てられたときも、杖があれば心強い。
帽子:カーボーイハットが役たった。
靴、杖、帽子は徒歩旅行の3種の神器である。これは旅人のシンボルとして、自他とも大きな力を持つ。
いかにも旅行者らしいスタイルが良い。サハリ・スタイルも良い。
服装;登山用のものが良い。雨にぬれても乾きの早いもの。ポケットが多いこと。街着をひとそろえ。
下着、靴下は予備2回分。絶えず洗濯しながら進む。生乾きでも次の日に干せばよい。
セータ 夏でも結構役立った。夕方パブに行くときなどに着る。
衣類はビニールの袋に小分けする。
雨具:雨にあわない日がないと思った方が良い。上下セバレートなのが良い。ゴアテックスのものが快適。高いものほど軽い。折りたたみ傘もアイルランドでは必須。
小物
磁石、時計、ラジオ
時計は目覚まし付きが欲しい。
磁石は地図と見比べる経験を十分積んでいないと役に立たない、
ラジオはあれば、気が紛れることがあってよい。
地図 :
これは必須。からしはアイルランド観光局でいただいた地図を愛用した。観光案内所では必ずその地方の地図があるので、これも重宝する。
ガイドブック:
「地球を歩く -アイルランド」が軽くて便利。英文のガイドブックもあるが、重い。
変圧器
アイルランドは220V、カメラやパソコンのバッテリー充電のために必須。アタプターのタイプに要注意。
携帯電話
アイルランド内で使えるものがあれば大変便利。日本の携帯をアイルランドで使うとどうなるかあらかじめ研究のこと。メールくらいなら良いが、通話は高くつくはず。
私は携帯電話を持たなかったが、あればどれだけ良いだろう思ったことが何度もあった。
不便の結果、より現地の人に依存して、深い接触が出来たのだが・・・
パソコン
インターネットにつなぐのに苦労した。ホテルは問題が少なく、B&Bでは問題が多かった。レタケニーやスライゴーではネットカフェがあった。
本文参照。
薬・包帯、カットバン
腹薬,風邪薬など適宜。
洗剤;小分けした袋に入っているものが便利。
ロープ:洗濯干すためのビニールの細紐、3メートルくらいのもの。
ナイフ:ナイフは航空機に乗るさい、機内持ち込みは出来ないので要注意。私は手荷物に入れでないで。手持ちの洗面具と一緒に持ち込み、搭乗の検査に引っかかり、40年愛用のスイスのアーミーナイフを没収された。
サイン帳:デリーで思いついて、手持ちの画用紙にB&Bの人にサインをもらって以降、ずっとサインをもらった、
話のきっかけにもなるし、記録にも思い出にもなる。最初からサイン帳を持っていけばよかったと思った。
手帳: 出発や小休止の時間をはじめ、ちょっとした出来事をメモしておくと後で大変役立つ。過ぎてしまったことは意外と忘れるものである。絵葉書など出したい人はアドレス帳も。
夜営用具
簡易テント、炊事用具を持って行ったが、使うチャンスはなかった。
アイルランドを幕営で旅行するのは無理ではないかと思う。牧草地も石垣で仕切られていて、それを乗り越えて牧草地でやれないことはないと思うが、野宿を当てにした計画は立てないほうが良い。
炊事用具
小さなコッヘルと固形燃料のものを持っていったが使わなかった。B&Bには必ず湯沸しのポットは備えつけてあり、 220ボルトですぐ沸く。紅茶、コーヒーも添えられていた。
調理用のナイフや栓抜きは必要。途中のスーパーで食料を仕入れて、部屋で食事するときに使う。
目次へ Alice in Tokyo